ファスティングに効果的な日数は?
週末断食や酵素ドリンクダイエットなど、ファスティングに挑戦してみたいと考えている方はいませんか?
ファスティングの効果を高めるためにも、ファスティングにかける日数は大切なポイントです。
また、ファスティング本番の前後にも数日間の準備・回復期間を設ける必要があります。
そこで今回は効果的にファスティングを行うために必要な日数と、ファスティングの正しい方法、注意点についてご紹介します。ぜひ、これから初めてファスティングにトライする方、失敗したくない方は読んで参考にしてくださいね。
目次
ファスティングとは?
ファスティングの効果的な方法を知る上では、ファスティングとはどんな方法なのか正しく知っておくことが大切です。
ファスティング(Fasting)とは日本語でいう「断食」のことです。簡単に言うと食べないことで、胃腸を休ませることにより身体のお掃除やデトックス、ダイエット効果が期待できます。
ファスティングは宗教的に行われることもありますが、現代では医学の世界でも優れた健康効果が注目を浴びています。
水だけで過ごす完全な断食から、週末だけ行うプチ断食、ジュースを取り入れたジュースクレンズ、酵素ドリンクを使った酵素断食など、さまざまなファスティング方法があります。
効果的に行うために必要な日数は?
ただ、この「一定期間」は厳密な意味で決まりがなく、それぞれの目的やライフスタイル、初心者か経験者かなどの違いによって変わってきます。
減量・ダイエット目的なら3日以上が望ましい
私たちは毎日食事からエネルギーを補給して生命を維持しています。
特にエネルギー源として欠かせないのは糖質です。
糖質はお米やパンなどの炭水化物や砂糖などからグルコースとして吸収した分だけではなく、血液中、筋肉や肝臓の中にグリコーゲンとして貯蔵されています。
一度食事を食べるのを止めると、だいたい8時間程度で体内のグルコース(糖分)は枯渇してしまいます。
ただ、その後36時間から48時間の間は血液中や筋肉中などのグリコーゲンが分解されてグルコースの枯渇を補うのですぐにエネルギー切れとはなりません。
人間が飢餓に備えるために精巧に作られた仕組みのおかげです。
やっとここで脂肪の燃焼が本格的に始まるのです。
つまり、ダイエットや脂肪燃焼を目的に効果的なファスティングを行うならば食べない期間は3日以上必要ということになります。
ただし、3日以上続けないと絶対に減量効果がないという訳ではありません。
痩せたいからと無理に最初から3日以上のファスティングを計画して体を壊すことがないよう注意してください。
デトックス目的なら1日からOK
ファスティングの最大のメリットは食べないことにより、毎日酷使している胃腸を休められることです。
そのため、例えば1日だけ、半日だけの短期間だとしても、断食にはそれ相応の効果が期待できます。
消化吸収の機能を休ませることができるので、排出する方向へとエネルギーを注ぐことができるようになります。
腸のお掃除が始まり、溜まっていた老廃物をスムーズに排出できるようになるため、デトックス効果が期待できます。
ファスティングの新常識「朝ファスティング」
さらに、毎日のパフォーマンスを向上させるためのファスティングとして注目されているのが「朝ファスティング」です。
朝にしっかりと食事することは、健康的な生活を送るための基本とされていますが、その考え方はもう古いかもしれません。
もちろんファスティングを行っている人であれば、朝食を酵素ドリンクなどに置き換えていると思いますが、これからファスティングを考えている、始めようとしている人の中には、どうしても半日や1日であっても気が進まないと人も多いのです。
そこで、朝食を酵素ドリンクなどにしてみてはいかがでしょうか?
そのためにも、しっかりと理解する必要があります。ポイントは2つです。
だからこそ、朝食でビタミンやミネラル、糖質などを取ることが重要。そのためにお手軽なのが酵素ドリンクです。
また、その理由としてもう一つのポイントがあります。
無理せずに、ココロもカラダも楽にしてくれるおすすめのファスティング方法です。
効果的なファスティングの方法と期間の過ごし方
ファスティングは本格的に食べない期間だけでなく、その前後の過ごし方も大切になります。
ファスティング前、ファスティング本番、ファスティング後の3つの期間に分てポイントを解説していきます。
ファスティング前(準備期)
ファスティングを本格的に始める前に、数日間の準備期間が必要になります。
これは徐々に体を慣らしていくためにも大切な期間です。
ファスティング期間の辛さを軽減するためにも、準備期間を設定した方がスムーズにファスティングを行うことができます。
例えば、ファスティングを3日行うならば、準備にも3日かけるといったイメージです。
ただし、どうしても時間的に厳しい場合には、目標の半分の日数または時間をかけてからファスティング本番に臨むようにしてください。
この期間はなるべく胃腸に負担が少ないものを食べるようにします。
ファスティング本番
ファスティングをいよいよ始めていきましょう。
とくにファスティング中に気をつけたいのが水分摂取です。
また、完全に何も食べない断食は初心者が自己判断で行うと健康を害することもあります。
期間としては1日から7日間程度まで行う人もいますが、最初は短期間から始めて少しずつ慣らしていくようにしましょう。
ファスティング後(回復期)
ファスティングの後の過ごし方が実はとても大切です。
回復期の過ごし方次第で努力が水の泡になってしまうということもあるのです。
準備期間と同じく、回復期にもファスティング本番と同じくらいの期間を設けるようにしましょう。
数日間にわたり固形物を一切口にしていない状態で、急に重たいものを食べてしまうと胃痛や腹痛などを起こす可能性があります。
まずは固形物ではなく、準備期間と同じような流動食のようなものを食べることから始めましょう。
胃腸が慣れてきて本来の動きが回復してきたら、普段と同じ食生活に戻すようにしてください。
ファスティングでの注意点
どんなに健康に良いと言われるファスティングも、普段食べている食事を取らないということにおいてはリスクも伴います。
とくに次の注意点を理解した上で、安全に行うようにしてください。
ファスティングを行わない方が良い人
ファスティングを行うのは健康のためダイエットのためなど様々ですが、年齢やその人の状態によっては行うことがリスクに繋がることがあります。
とくに成長期である18歳未満の若い人は、将来の健康のためにも栄養を十分に補うことの方が優先です。
また、60歳以上の人など体力が落ちてきている場合には思わぬ体調変化が起きることも考えられます。
とくに治療中の人、手術や入院など治療を受けた後、妊娠・出産後の場合には、医師に必ず相談してからファスティングを行うようにしてください。
生理後など体調の良い時期に行う
ファスティング中は体調変化が起こりやすく、普段よりも身体がだるくなったり、低血糖のようにふらついたりすることがあります。
生理前や生理中は普段よりも体調が不安定になる、イライラすることも増えるなど、ただでさえ体調が悪くなりやすい時期になります。
とくに生理前は体が溜め込むモードに入っているため、排出を促すデトックスやダイエットには適さない時期といえます。
ご自身の体調に合わせて、無理せず行うようにしましょう。
ファスティング中の体調変化と対処法
ファスティング中はいわゆる「好転反応」と呼ばれる症状などの体調変化が起こりやすくなります。
好転反応とは身体から不要な老廃物が排出して改善に向かう過程で、一時的に不快な症状が出ることをいいます。
- 眠気
- 倦怠感
- 吐き気
- めまい
- ニキビなど吹き出物
- 肩こり・腰痛
など
ただ、自己判断で好転反応なのか、本当に具合が悪いのか見極めるのは難しいと言えるでしょう。
あまりに症状がひどい場合には無理してファスティングを継続するのではなく、すぐに中止して様子を見るようにしてください。
目的と体調に合わせてファスティング計画を立てよう
ファスティングを効果的に行うためには、あらかじめ無理のない日数で計画を立てることが大切です。
また、デトックス、ダイエットなど何を目的にファスティングを行うかによっても、最適なファスティングの方法や日数が変わってきます。
ただ、一番大切なことは安全にファスティングを行うことです。
酵素ドリンクで最低限の栄養を補いながら行う、体調が辛ければ無理をしないなど、ご自身に合った方法とペースで進めてみてください。